2016年10月16日日曜日

[大人の堀切] 1931年創業の老舗中華料理「三河屋」で特別定食を食べる。



一度訪れてみたかった、堀切の老舗「中華料理 三河屋」に行ってきました。



お店は、堀切菖蒲園駅徒歩3分。


しっかりした作りの店構えです。



開店時間の11時30分にいったためか、暖簾がないお店だったこともあり、「ん?開いてる?」とちょっと戸惑いましたが、扉を開けて見ると「いらっしゃいませ!」という威勢のいい声に出迎えられました。


ここで食べるなら「特別定食」か「シュウマイ」か。



シュウマイは小さくなく大きくなく程よいサイズが4つ。




特別定食は、なんで「特別」ってついているのかなぁ、3種類あります。今日はこのなかから「回鍋肉定食」を頼みました。



全部揃うとこんなかんじ。


小皿がたくさんですね〜〜。


ご飯とお味噌汁と回鍋肉を除くと5皿もあります。


堀切の中華料理屋さんの常識なのでしょうか?


そういえば今年閉店してしまった光陽楼の小皿もすごかったですよね。

光陽楼

奥にあるトレイにのっているのが全部小皿でしたね。


いずれにしても、お皿がたくさんあるのはうれいしいものですね。


関連ランキング:中華料理 | 堀切菖蒲園駅堀切駅
三河屋中華料理 / 堀切菖蒲園駅堀切駅
昼総合点★★★★ 4.0

2016年10月13日木曜日

[大人の一丁目一番地(24)] 東堀切1-1に行って来たよ。明治時代の南綾瀬村は陸前浜街道とともにあった。


今回は、東堀切1丁目1番地に行ってきました。


現在はとても静かな住宅街ですね。




この辺りは、明治時代まで「南綾瀬村」でした。


南綾瀬村は広大でした。



明治時代は(おそらく)住民も大きく増えていないのに、村の合併を行っており、南綾瀬村も「堀切」「上千葉」「下千葉」「砂原」「小谷野」「柳原」などを含むエリアでした。


常磐線と京成本線の間のうち、曳舟川から西側、千住の手前までが南綾瀬村、といったかんじでしょうか。


南綾瀬村の北には、綾瀬村がありました。

綾瀬村は新田が多い

綾瀬村は、新しく開拓された新田がたくさん集まってできた村でした。


それに対し、堀切などを含む南綾瀬村は、陸前浜街道(現在の水戸街道)や古東海道などで江戸中期から人口がある程度保たれており、にぎわっていた地域でした。


結果、昭和3年の町村制の施行によって、南綾瀬村は南綾瀬町となりましたが、綾瀬村は町とはなりませんでした。人口の数の違いだろうと思います。


常磐線でも、金町駅や亀有駅が1897年開業に対し、綾瀬駅は1943年開業と50年近く違っています。


南綾瀬村をにぎわせた一つの要因は陸前浜街道でした。


陸前浜街道は、千住の宿から新宿、金町と通り、江戸川を渡った松戸から一気に北上し仙台の手前まで通じていた、江戸時代の主要な街道の一つです。


途中、水戸を通り水戸徳川家に通じることから、一般の大名は参勤交代に使いたがらなかったという街道でもあります。


北関東や東北の太平洋側の農産物の多くは海路を通って江戸に運ばれていたようですが、この方面からの人の流れは陸前浜街道がメインであったことから、江戸直前の南綾瀬村周辺は、きっと人が多かったに違いありません。


農業の傍ら、お茶屋を営む家もあったでしょうし、人馬の需要もあったに違いありません。


一度、陸前浜街道をたどって歩いてみたいものですね。

2016年10月12日水曜日

[大人の四ツ木] 今回は「特製ベジ豚骨魚介つけ麺」 なんだか出汁も全部入り!「中華麺家まんまる」



私はあまりラーメン系を食べないんですよ。


そんな私が、今年だけで5回通っているお店があります。






京成四ツ木駅から伸びる商店街を、水戸街道方面にずーっと歩いていくと右手にあります。


今回は夜に訪れましたので、外観写真もやや暗め。


5,6人座れるカウンターと、4人掛け程度のテーブルが4つぐらいの、大きくないお店です。


中華麺家まんまるでお勧めする料理の一つが、餃子。


柚子胡椒で食べます。


皮に穴をあけて、柚子胡椒をうまく中のあんにたどり着かせてから食べるのがお気に入り。


柚子胡椒のちょい辛めがビールにあいます。




今回頼んだのはコレ。


「特製ベジ豚骨魚介つけ麺」



まんまるの麺は、太麺がすきです。


太いほうが、つけ麺のつけ汁によく絡みますね。


麺には、チャーシュー、たまごが二つづつのっています。


食べごたえがある量です。



つけ汁は、もちろん豚骨と魚介のハーモニー。


ラーメン系をあんまり食べない私がはまったのは、このつけ汁。


そして今回は、ほのかに甘味と酸味が加わったベジ豚骨。


ベジが入っている、と言われないとわからないけど、明らかに旨さがアップしています。


きっと中華麺家まんまるには、また来ちゃうな~~。


関連ランキング:ラーメン | 四ツ木駅


中華麺家 まんまる
中華麺家 まんまる
ジャンル:ラーメン
住所:〒124-0000 東京都葛飾区四ツ木1-30-3 デュ-四ツ木 1F(地図

2016年10月8日土曜日

[大人の新小岩] 肉、肉、肉!新小岩で肉をガッツリ食べるならここに来い!満を持して登場「新小岩ホルモン平田」


ヤバイ


ヤバイ店来た。


亀戸ホルモンの店長が、満を持して新小岩に開店したという「ホルモン平田」


ずっと来よう来ようと思っていたのだけど、やっと今日行ってきました。

外で炭火用意している


新小岩駅南口から、ルミエール商店街と平行して繁華街を歩くこと数分。


やってきましたホルモン平田


もうね、店に入る前からお店の外で炭火起こしている風景だけでもうテンションあがる↑↑


外観の写真撮ったら、速攻店内へ。


店内は、大きなテーブル4つぐらい。


広くありません。


きっと予約必須です。



もう、お店の前から、頭のなかは肉、肉、肉です。


メニューみても、きっとどれでもうまい!と思いながらも、冷静になってメニューを見返します。


をを、和牛のヒレ肉が1,680円。


これは安いですね。うまければですが。


よしこれ頼もう。


それから、「シビレ」がありますね!


シビレとは、脾臓や胸腺のあたりに肉。


一定の年齢になると活動しなくなって、脂肪のようになるらしく、「フォアグラのよう」とも言われる部位です。


なかなかお目にかからないので、メニューにあったら頼む部位の上位だそうです。




先に来たのは、和牛のヒレでした。


お店の人によると、これをこの値段で出せるのは珍しいとのこと。


次回はメニュー自体にないかも、です。


つづいてシビレ、やってきました。


ネギゴマダレがかかっています。


両方いっぺんに焼いちゃいますよ。


和牛ヒレはレアでもいけますし、厚みがありますので、表面メインに焼いていきます。



わさびをつけていただきます。


とろける味。


肉をガツガツ食べる年代ではないので、この5切れでちょうどいいですね。


むちゃくちゃうまいです。


噛みしめるように食べます。



続いてシビレ。


脂分が多いのですが、焼いても炭火から火が出るような脂分ではなく、中に閉じ込められている感じです。


さすが「フォアグラのよう」というだけあります。


噛むまでもなく、口の中に脂分が広がっていきます。


私が今回食べたのはこの2種ですが、をいをいホルモンは食べてないのかい!という方。


ぜひ来店して見て下さいね〜

関連ランキング:ホルモン | 新小岩駅

ホルモン平田ホルモン / 新小岩駅
夜総合点★★★★ 4.0

[大人の柴又]  そろそろ秋らしくなってきましたね。そこで秋の味をナポリピッツァで堪能してきました。



やっぱり季節が変わったら、その季節のものをおいしくいただきたいですよね。


そこで「三種のきのことナポリサラミ」のピッザを食べに、むちゃくちゃ旨い柴又の「Pizzeria Luna e Dulce」に行ってきました。


場所は京成金町線柴又駅から徒歩5分ほど。


角地にあって日差しの入る、とても気持ちのいいお店です。





もう10月ですから、そろそろきのこだな〜と思っていたところ「Luna e Dulceさんの今週のランチはきのこ」という情報をゲット。


きさくなナポリピッザが頗るうまいお店ですので、満を持して行ってきました。


ピッザをオーダーしてから焼きあがるまで、前菜のサラダを楽しみます。


レタスやワイルドルッコラ(ですよね 汗)の素材のシャキシャキ感を味わいながらいつも、まだ行ったことのないナポリのことを想像しています。

wikipediaより

ナポリを見てから死ね


なんていうじゃないですか。

wikipedia

街の旧市街地はまるまる世界遺産ですし、海に面した街ですし、いつかは一度行ってみたいですねぇ。


なんて思っているうちに、ピザが運ばれてきました。



ナポリピッザは素朴です。


華やかに飾ろうという色気はありません。


でも素材の組み合わせはすばらしい。


ピッザ生地の上で、絶妙に組み合わされる素材がかもしだす味は最高です。


今回はキノコとナポリサラミとモッツァレラチーズ。


アクセントはナポリサラミでした。


ナポリサラミは、ふつうのサラミより食べやすいのですね。


塩漬けにして発酵させているからでしょうか、ちょっと塩辛い気がしました。


でもこの塩辛さが、ちょっと土臭く控えめなキノコの味をはっきりさせて、秋の味を醸し出します。


Pizzeria Luna e Dulceのナポリピッツァはいつ食べても裏切らない味です。

Pizzeria luna e Dolce

Pizzeria luna e Dolceピザ / 柴又駅新柴又駅京成高砂駅
昼総合点★★★★★ 5.0

2016年9月30日金曜日

[大人の亀有] 吉田うどんが都内で食べられる貴重なお店「五葵」にいってきた。

今回は、亀有で吉田うどんを食べてきました。


吉田うどんとは、富士吉田周辺で食べられてきた郷土料理的なうどんです。


この吉田うどん、都内で食べれるお店が5,6店舗しかないようで、そのうちの一店舗が亀有にあります。




お店の名前を、五葵(いつき)といいます。


食べログなどでは、亀有駅となっていますが、駅からはちょっと遠いです。亀有駅と綾瀬駅の中間と言ったほうが正しいです。


葛飾の方でしたら、農産高校の近く、と言ったほうがわかりやすいと思います。



お店は、住宅街の中に突然現れます。


ちょうどお昼の開店前に行ったのですが、入店待ちの行列があり、それで場所がはっきりしました。


お店の中はカウンター5,6席と小上がりのお座敷。




オーダーは、テーブルにある注文票に書き込むスタイル。


うどんの麺には黒と白があります。


黒は吉田うどん、白は讃岐うどん。


いい忘れましたが、吉田うどんは「硬い」です。


上顎と舌で噛み切ろうとしてもムリです。


太さも直径10ミリ弱ぐらいはあります。それが硬いんです。


歯でしっかり噛まないと、噛みきれませんし、飲み込めません。


本気で噛むうどんです。


で、このお店では、本気で噛む硬さの吉田うどんと、柔らかいのどごしの讃岐うどんを用意しています。



今回のオーダーは、吉田うどんで「本鴨汁つけうどん」にしました。


麺はもちろん太め。かたい。


左の皿の上部にあるのは鰹節です。


青い野菜は茹できゃべつ。これは吉田うどんでは定番のようですね。



つけ汁は、やや濃い目の鴨汁。


初回でしたので、うどんと鰹節とゆでキャベツをどんなバランスで食べていいのか、別々に食べるのか、迷いましたが、試行錯誤の結果、左の皿の麺と鰹節ときゃべつを混ぜて、一緒につけ汁につけて食べました。



なにしろ硬いんです。


また一本が長いんです。


思った以上に食べるのに時間がかかります。


でもいままでうどんをこんなに噛んで食べたことはなかった。。。


硬いうどんをベースに、かつお節やつけ汁の味をしっかりと堪能できる。


いままで食べてきたうどんとは、異次元の食感でした。

五葵

03-6321-5797
11:30~14:30  
17:30~21:00(20:30L.O)
日曜営業 定休日/第1木曜、第2・第4日曜、第3・第5木曜日夜

2016年9月29日木曜日

[大人の新小岩] やっと季節が変わってきたので、「新日本料理 翠祥」で秋の味覚を楽しんできました。


今回は、新小岩新日本料理「翠祥」です。


日本料理らしく、お店を訪れるたびにメニューにはその季節のものがならびます。


この夏は、暑い暑いと言われた割にはなんとなく終わりに近づいて来ているような気がします。


一段涼しくなった先週末、「翠祥」で秋の味覚を楽しんできました。



新小岩駅北口から、平和橋通りを堀切方面へ10分弱。


外観

大きな一枚板の看板とともに「翠祥」のお店が見えてきます。


今日は、メニューから四品、秋の味を選んでみました。



秋といえば秋刀魚、ですよね。


秋刀魚を炭火で焼いたりしたらうまいのですが、ここは翠祥、秋刀魚の刺身をいただきました。


おろした生姜とともにちょっとだけ醤油をつけて口に運ぶと、あぶらののった秋刀魚の味が口いっぱいに広がります。


二品目は、松茸の炭火焼き。


薫りも立つ松茸も炭火を通してとても香ばしい味になっています。



三品目は、「蓮根と車海老の湯葉巻き巻き揚げ」。

海老の優しい食感とあんかけのぬくもりがなんともいえず、幸せな味です。



そして四品目は、たたき牛蒡の唐揚げ。

ごぼうのやわらかいこと。

きれいに軽く揚がっていますので、食べやすくビールに合う合う!


いつも期待を裏切らないハイレベルな料理がリーズナブルにいただける新日本料理「翠祥」さん。

また伺いますね。


新日本料理 翠祥
ジャンル:小料理
アクセス:JR総武本線(東京-銚子)新小岩駅北口 徒歩9分
住所:〒124-0023 東京都葛飾区東新小岩5-14-1 サカエコーポ106(地図

周辺のお店:ぐるなびぐるなび 新小岩×小料理
情報掲載日:2016年9月28日

新日本料理 翠祥割烹・小料理 / 新小岩駅
夜総合点★★★★★ 5.0

2016年9月24日土曜日

[大人の一丁目一番地(23)] 四ツ木1-1に行ってきたよ。一ツ木、二ツ木、三ツ木、そして四つ木!


今回は四つ木1-1です。


小菅、堀切、四つ木、東四つ木、西新小岩など、葛飾区の荒川沿いは、荒川の開拓で村がなくなったり、人の流れが変わってしまったりした歴史を持ちます。


東四つ木の木根川薬師が移転したことなどが象徴的ですね。

■「一つ木」から「九つ木」まであるの?

「四つ木」というくらいですから、1~9まであるのかなぁ?と調べてみました。

刈谷市一ツ木:トヨタ自動車のおひざもと

松戸市二ツ木:常磐線馬橋駅のちかく

武蔵村山市三ツ木:狭山湖のちかく

葛飾区四つ木

熊本県球磨郡五木村:ごぞんじ五木の子守唄

足立区六木:葛飾区のすぐ横

7はありません

栃木県芳賀郡八ツ木:宇都宮駅から20キロ

9はありません



■京成四ツ木駅といえば

以前、「荒川開墾の頃の四ツ木駅と京成線の線路は今と場所が違う」というブログを書きました。記事はこちら

1917年

現在道路となっていて、新小52系統などが通る道になっているところが、以前は京成の線路だったようですね。

星印が昔四ツ木駅のあった場所


しかし戦後、セルロイドなどの工場が増えたのも、荒川の水運があったからだと思いますし、いろいろな意味で四つ木は荒川の開墾の影響受けている街ですね。

2016年9月21日水曜日

[大人の一丁目一番地(22)] 白鳥1-1に行って来たよ。あの「賀登利庵」さんだったとは!




今回は白鳥1-1です。


電柱が地下に埋まっている最近の街は、住所表記がなくて一苦労。


白鳥1-1は、お花茶屋駅前の東京東信用金庫の白鳥支店のあたりだろうと目をつけていたのですが、ココは1-2。



うろうろしながら見つけた1-1は、もうちょっと四つ木の方に降りた「賀登利庵」さんのあたりでした。




賀登利庵」さんについては、以前記事にしていますのでそちらもご覧になってください。



曳舟川は江戸の初期には、本所周辺に上水を提供するための川でしたが、水量が安定しないことから、江戸後半には田畑の用水や川の名前の由来ともなっている曳舟による物資輸送の川となっています。


この絵にもあるように、白鳥一帯は他の葛飾同様田畑でしたが、沼があったようですね。


古地図では確認できないのですが、いまの白鳥小学校から四ツ木斎場あたりまで、沼地だったみたいです。


そこに白鳥が群棲していたことから、この地を白鳥と呼ぶようになったとか。


をを、ちょっと優雅なおはなしですな。

朝日新聞デジタルより

四つ木の白鬚神社には、鷹狩の際白鳥を仕留めた絵馬が奉納されています。



2016年9月20日火曜日

[大人の一丁目一番地(21)] 高砂1-1に行ってきたよ。ここはかつて諏訪野と呼ばれた土地。


今回は、高砂一丁目一番地に行ってきました。



高砂一丁目は、この地図にあるように、まさに中川と新中川の分岐部分に位置しています。



写真の高砂1-1は、スポーツセンターエイトホールの向かい側。


住所表記こそありませんでしたが、ココが1-1のようです。




「葛飾コンテナ中継所」?


ここでは葛飾区のゴミを集めて、焼却施設に持ち込む前に積み替える場所ですね。


環七も通っていて、川の分岐点で離れ小島的な要素も持ち合わせていますので、ゴミの処理には持ってこいかもしれません。


高砂一丁目は、昔は諏訪野という地名でした。


現在でも諏訪野熊野神社として地名が残っています。


高砂の地は、以前は曲金(まがりかね)と呼ばれていましたが、葛飾区が東京都に編入された頃には、謡曲からとったおめでたい高砂という地名になっています。


諏訪野の地は、この曲金と地続きであったのですが、時代とともにその位置づけが変わってきます。


中川の氾濫対策から、1964年に新中川が開通し、諏訪野は高砂とは地続きではなくなります。


どうじに、現在のエイトホール周辺が中川の洲となっており沼地であったことから、その干拓工事もはじまります。


このころの諏訪野は、ほとんど島ですね。


その後、干拓が進みスポーツセンターとして整備されるとともに、諏訪野には南北に環七が完成することとなります(1985年)。


これらにより、高砂一丁目は、他の高砂とは違った歩みをしていくわけです。