2年ちょっとで500記事ですので、月平均20本の記事を書いてきたことになります。
はじめるきっかけ
葛飾に住み始めてしばらく経った頃、せっかく都内の葛飾という場所に住んでいるのに、このあたりのこと何も知らないなぁ、と思ったことがありました。ちょうどその頃、Facebookを通じて地元葛飾のみなさんと知り合う機会があり、地元のお店にも詳しくなっていきました。
地元のみなさんとあちこちのお店に行くに連れ、私自身も急に葛飾区の視界が開けて、それと同時に「楽しいスポットがたくさんある」ことに気付かされました。
それ以来、行ったお店を写真とともに記事にして記録をするようになり、ブログという形に落ち着いています。
飲み屋さんばかりですね、と言われて ー 2016年シリーズ「一丁目一番地」
地元のみなさんには、私同様お酒好きが多く、行くお店も居酒屋さんが増えていきました。
そんな中、ひとつのコメントをいただきました。
「記事が飲み屋さんばかりなんですね」
葛飾、飲み屋さん、飲ん兵衛というイメージもあり、そんな記事が多かったのかもしれませんが、このコメントにはハッとさせられました。
「飲み屋さんばかりじゃないよね」
そんな返事を書く気持ちで、2016年は『一丁目一番地』というシリーズ記事を書き始めました。シリーズ「一丁目一番地」は、葛飾区内にある30箇所の一丁目一番地を巡って、電信柱などの住居表示とともにそのエリアのエピソードを探して記事にするというものです。
一丁目一番の記事で大変だったことは、「一丁目一番地」という表記がなかなか見つけられなかったこと、そしてエピソードを探し出さなくてはならなかったことでした。
金町の東京理科大周辺など、再開発されてしまった一丁目一番地は、電柱の地中埋設やマンションの大型化によって「一丁目一番地」と書かれた住所表記が見当たらないエリアが増えています。また個人住宅の玄関先の「一丁目一番地」を撮影することは忍びなく、あちこちのエリアで探すことに苦労しました。
エピソードを探すことはたいへんではありましたが、図書館やネットで調べていくうちに、同じ葛飾区でもエリアによっていろいろな特徴があることがわかりました。たとえば、綾瀬から亀有、金町に抜けるエリアは、江戸時代に通っていた陸前浜街道の名残がありますし、水元から中川、荒川に抜ける西井堀、東井堀という水路はいまでも生活上重要なルートとなっていました。
葛飾の区境はほとんどが水路だった ー 2017年シリーズ「区境を行く」
今年2017年のシリーズ記事は「区境を行く」としました。
葛飾区は、三郷市、足立区、江戸川区、市川市に囲まれています。隣の行政区との境界線は、どうやって決まったのか?自転車で区境を散歩しながら、検証するシリーズでした。
結論から言うと、葛飾区を形作る区境はすべて水路でした。
東の江戸川、西の荒川はわかりやすいですね。水元の北三郷市との境は小合溜と呼ばれた用水施設。綾瀬から金町までの北、足立区との区境は古隅田川。新小岩の南江戸川区との境は、旧小松川、境川。
葛飾区は水害に悩まされる区ですが、区そのものが水に囲まれているのですね。
もう一歩踏み込んで、地元とつながるためにーセンキョ割@葛飾
「ブログを書く」という行為は、基本的には一方通行です。
私が書いて、皆さんが読む。
レスポンスはあるものの、基本一方向のコミュニケーションです。
2017年はもう一歩踏み込んで、葛飾とつながりたい、そう思っていました。そこに登場したのが「センキョ割@葛飾」です。
センキョ割@葛飾とは、投票後に受け取れる「投票済証」を、センキョ割参加店舗に見せると特典や割引が受けられる、というイベントです。若者を中心とした投票率の増加とお店の活性化を目指したものです。
2017年11月の葛飾区長、区議選挙でセンキョ割を実施すべく、7月頃から準備をはじめました。結果70店舗の参加をいただきました。このイベントでは「投票率とともに、かつしかのお店の知名度をあげたい」と思って始めたこともあり、思いの外多くのお店に登録していただきました。
これからのオトカツ
2017年も12月に入りました。
来年のシリーズ記事はほぼ決まっています。そして、センキョ割以外にも「かつしかの街をもう一回り面白く」できるイベントも考えているところです。
ブログを書くことで葛飾の街のいろいろな面を知り、ブログを通じて人とのつながりが増えていく。
そんな「オトカツ」ブログは、これからも続けていくことでしょう。
どうぞ宜しくお願いします。
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