2017年1月20日金曜日
[大人の堀切] 夕暮れ時の堀切菖蒲園。ラーメンタカノで中華丼!
この日は夜、都心に出る用事があったので、堀切でちょっと早い夕飯をさがしていまいた。
どこも17時になれば開店するのですが、まだ16時30分。
堀切駅前の通りも、営業しているお店は2,3店舗だけ。
しかしさすがにラーメンタカノにはのれんが下がっているじゃないか!
救世主ラーメンタカノ!
助かったぞ!
実はこの日はランチも中途半端にしか食べてないので、腹ペコ。
ガッツリ食べたい!
とくれば、今日は中華丼。
どーん!
きれいな色合いですね~。
中華丼好きなんですよ~。いろんな野菜が食べれるじゃないですか。
たまねぎ、はくさい、にんじん、たけのこ、きくらげ、そしてうずらのたまご。
もちろん豚肉も。
餡は甘すぎず、「うまい」と言っちゃう味。
個人的な好みですが、中華丼にはお酢をドボドボっとかけて食べます。
ごちそうさまでした。
タカノ (中華料理 / 堀切菖蒲園駅、堀切駅)
昼総合点★★★★☆ 4.0
2017年1月18日水曜日
[大人の区境を行く(3)] 都内唯一のレンガ造りアーチ橋「弐郷半領猿又閘門」
今回の「大人の区境を行く」は、葛飾区の北限(笑 大場川沿いです。
地図を見てみましょう。
左の地図は1900年頃の大場川と中川の合流地点あたり。右の地図は現在です。
左の地図では中川が大きくU字になって大場川を合流させていますが、1950年代には右の地図のように中川は直線となり、大場川はより西側で中川で合流することとなります。
今回の話題はこのU字型だったころの中川と大場川の合流地点にあった「弐郷半領猿又閘門」。
上の地図では青い丸印のところにあります。
「にごうはんりょう-さるまた-こうもん」
と読みます。
弐郷半領とは、大場川の北側の地名。
猿又は、少し前まで水元猿町と呼ばれた大場川の南側の地名。
その間にある「閘門」ということですね。
閘門(こうもん)あるいはロック(英語: Lock)は、水位の異なる河川や運河、水路の間で船を上下させるための装置である。閘門の特徴は、固定された閘室(前後を仕切った空間)内の水位を変えられることで、これに対して同じく船を上下させるための装置であるケーソンロック(Caisson lock)、ボートリフト、運河用のインクライン(Canal inclined plane)などでは閘室自体を上下させる。
本来は水の量を調節することで、船の航行などに利用するものです。
しかしこの古利根川(中川)は水量が一定せず氾濫も多かったことから、大場川や小合溜(現在の水元公園)に増水時に水を引き込み、水量を安定させるために作った閘門でした。
橋に設置された説明を読むと、江戸時代は木の橋だったようですが、明治時代金町に煉瓦工場ができたこともあり、この閘門をレンガ造りにしたとのことです。
金町の煉瓦工場については、以前ブログで書きましたのでこちらを参考にしてください。
金町では銀座路地のレンガを作っていたのですから、この閘門のレンガと銀座のレンガは同じということですね!
小合溜(大場川)側からみた閘門です。
寄ってみると重厚なレンガです。
3つのアーチからなっています。
下流側のアーチは数が多いですね。
真ん中のアーチを中心に、左に2つ、右に2つ、全部で5つアーチがあります。
上の写真(大場川側)は3つでしたから、複雑な作りをしていますね。
下流側には、ふたりの作業する人の小さな銅像があるのですが、この人達はなにをしているのだろう。
もしかするとこの堰の開け閉めをしているところかもしれませんね。
もう一度先ほどと同じ地図です。
閘門から右に赤く伸びた線は、葛飾区と埼玉県八潮市の区境。
八潮市の名前の由来は「八幡村」と「潮止村」などが一緒になったので「八潮」とのこと。
こんな内陸の地名まで「潮」という字がつくのは、江戸の昔でも中川を遡って東京湾の潮が逆流してくるぐらい、葛飾の土地は平坦で低地だったということですね。
[大人の堀切] 堀切の隠れ家的日本蕎麦「人と木」で温かいにしんそばを食べる
寒い日が続いています。
こんな時は温かいお蕎麦が食べたいな〜、なんて思っていたら自然と足は堀切菖蒲園駅の駅へ。
今回は堀切菖蒲園駅すぐの隠れ家的日本蕎麦の店「人と木」です。
堀切菖蒲園駅北側の住宅街の中にある「人と木」は、はじめて訪れた時には「この辺にお店あるのかなぁ」と思うような場所でしたが、それがまた隠れ家的魅力なのかもしれません。
この日は寒かったので、日本酒から。真名鶴いただきました。
一緒についてくるこの味噌だけでも飲めるのですが、今回は夕飯時でもありましたので、あてに「蕎麦屋さんの玉子焼き」を。
この4切れ。ちょっと一人分には多いかもしれませんが、おいしいし、お腹すいていたのもあって、箸が進みます。
玉子のふわふわ感とは裏腹にずっしりした玉子焼きです。
玉子焼き食べながら、真名鶴を呑む。
うまいです〜
そしてまた玉子焼きを。
そろそろなにか食べようかな、と思って見ると「なべ焼きうどん」の文字が。
こんな寒い日にはぴったりの料理ですが、せっかく「人と木」に来たのですから、お蕎麦が食べたい。
そう思って「温かいにしんそば」をお願いしました。
運ばれてくるやいなや、にしんの甘露煮の香りがテーブルを包みます。
お汁を飲むと、甘露煮の味が滲み出ていい味になっています。
にしんそばと言えば、江差の横山家が有名ですが、「人と木」のにしんも厚みがあっておいしく煮こまれています。
食べ終わると、体も心もほかほかに。
また来ますね〜〜
人と木
夜総合点★★★★★ 5.0
2017年1月17日火曜日
[大人の水元] 長年地元に愛されてるラーメン屋さんに挨拶してきた「ラーメン天華」
今回は、「葛飾区の区境を歩く」の見学を兼ねて、水元公園に来ました。
水元公園といえば、ラーメン天華!!
というわけで午前中から行ってきました。
ラーメン天華は、岩槻橋の交差点にあります。
いまでこそ交差点ですが、1965年頃までは小合溜(水元公園)から東京理科大前の交差点を過ぎてJRの高架をくぐる道は、用水路でした。
その用水路はJRの高架を過ぎてから新宿の宿場町を抜け、現在は東井堀の親水公園となっている道へとつながっていました。
その水元公園から出る岩槻橋(橋があったのですねぇ)にあるラーメン天華は、とっても目立つ場所にあります。
初めて入るラーメン屋さんなら味噌ラーメンを頼むって決めているのですが、ラーメン天華は入る前から、こんなポスターが!
「35年継続熟成!」
期待が持てますね〜
もちろん頼んだのは「天華味噌ラーメン+ライス 700円」
もうね、味噌ラーメンが来た時から、スープの香りがいいんです!
一口飲むと、35継続年熟成の味噌とにんにくの味がうまい具合にマッチしています。
麺は太め。
スープ勝負のラーメンには、太めの麺が合いますね。
チャーシューは、多くの店が単独で旨さを主張しますが、ラーメン天華のチャーシューはスープにとってもよく合います。
そして煮玉子。
次回は黒ゴマ味噌ラーメンにしてみようかな〜
ラーメン天華 水元店 (ラーメン / 金町駅、京成金町駅)
昼総合点★★★☆☆ 3.5
2017年1月16日月曜日
[大人の水元] 上質な時間が流れる喫茶店が水元公園にありました「珈琲達磨堂」
水元公園散策の帰り道。
ちょっと休憩!って思ったら「珈琲達磨堂」を発見。
珈琲達磨堂は岩槻街道沿いに大きな看板と大きな石の達磨さんがいるので、すぐにわかりますよ。
岩槻街道沿いといえば、江戸の頃から水元周辺で一番栄えていたところ。
昨年の「一丁目一番地(27)」でも取り上げたエリアですね。
歴史のある水元小学校も近く、今でも古い木造校舎が残されています。
そんな岩槻街道沿いの「珈琲達磨堂」。
大きな屋根の2階建ての建物です。
中に入ると、この二階屋、吹き抜けでした。
クラッシクの室内楽が流れる店内。
壁に嵌めこまれたステンドグラス。
アンティークな置物が、所狭しと並んでいます。
外の喧騒とは雰囲気が一変する店内。
落ち着いた、静かな時間が流れています。
ほかにもお客様がいたのですが、図書館のように静かな店内には、マスターの珈琲を入れる音だけが響いていました。
メニューにも達磨さんの絵が。
飲み物も食べ物も、いろいろあります。
お店のこだわりは、お店紹介文にも出ています。
当店では、珈琲豆が本来持つ甘味の要素を最大限引き出す様抽出を行なっております。
「苦過ぎず、酸っぱ過ぎず、仄かに甘い珈琲」 その味わいは、冷めてからでも美味しくお召し上がり頂けると思います。
また、自家製のケーキやピザ、その他の軽食類や当店オリジナルの地ビール等もご用意させて頂いております。
古民家材の梁の下、アンティーク照明やステンドグラスが織り成す灯の空間で寛ぎのひと時をお過ごしくださいませ。(食べログ)
珈琲は達磨堂ブレンド、そして小豆とホイップクリームのトーストを頼んでみました。
珈琲は、まさに「苦すぎず酸っぱすぎず」。
豆の美味しさが丁寧に引き出されています。
飲んだ後、珈琲の心地よい余韻が残ります。
トーストは柔らかく、サクサクに焼かれていました。
小豆とホイップは、冷たく冷やされていて、トーストの温かさとのコンビネーションが抜群。
小豆も砂糖ではなく小豆本来の甘さが生かされていて、しつこさがありません。
丁寧に作られていることがわかるので、食べる方も一口一口丁寧に食べたくなりますね。
雰囲気のあるお店なので、ドラマなどの撮影も多いようです。
有名な方々の色紙がたくさん飾られていました。
忙しい毎日のなかで、ちょっとだけホッとできるような時間と場所。
そんな上質なお店が水元公園にありました。
2017年1月15日日曜日
[大人の立石] 鳥房で若鶏の唐揚を(叱られながら)豪快に食らう
今年は酉年!
ということで、新年早々立石の鳥房に伺いました。
実は鳥房は初めて。
なにやら「叱られながら食べる」と聞いていたのでちょっとコワゴワ。
鳥房は、立石駅前の区役所に抜ける商店街にあります。
駅からほんの数分。
お店のファザードは昭和のかんじですね。
この店頭で鶏肉も買えますし、トップ画像の若鶏の唐揚もテイクアウトできます。
お店の角の路地に入ると、店内で食べれる入り口があります。
これまた昔スタイルの障子紙のような引き戸。
店内は7席ほどのカウンターと座敷にテーブルが5卓程度。
予約はできないようです。
お目当ては若鶏の唐揚ですが、出るまでに少し時間があるようでしたので、ビールを飲みながら鶏をつまんでみました。
どの鶏も新鮮!
ポン酢で味付けした鶏がとてもおいしかったです。
そしてやってきました、若鶏の唐揚。
もう、そのまんまです。
ちょっと生々しいぐらい。
どうやって食べるの?かぶりつくの?
なんてテンション上って話をしていたら、店員のおばちゃんから
「はじめてなの?そんならそうと言いなさいよ!」
と叱られモード開始。
「これか〜洗礼キターーーー」
とまたまたテンションアップ。
3人で行ったこともあり、
「この人の私がやるから、あんたたちおんなじようにやんなさい、わかった?」
素直に「はい」と言う三人。
「鶏の足のここをもって、こうひっぱる、やってごらん」
えっ、えっ。
おばちゃん、自分の方に鶏を向けているから、こっちからみると引っ張る方向が逆なんだよね。
「え、こっち?」
「ちがうわよ、こっちよ」
そんな叱られ会話を続けながら、やっとの思い出若鶏の唐揚を裂き終わりました。
裂き終わり写真を撮りたかったのですが、なにしろ素手で裂くものですから、手が油まみれで。
この若鶏の唐揚も、とても美味しい。
唐揚げにしちゃうのがもったいないぐらい。
食べながらもおばちゃんに
「おいしでしょ!」
と「おいしいと言いなさい」と言わんばかりの声がかかります。
週末など行列のできることもある鳥房。
この日もお客様ひっきりなしで、食べ終わるとさっと席を立ちました。
正味1時間程度、三人でビールも飲んで一人2,000円。
おばちゃんとのこんなやりとりがあることを前提に、ぜひ行ってみてくださいね。
鳥房 (鳥料理 / 京成立石駅、青砥駅)
夜総合点★★★☆☆ 3.5
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