吉田うどんとは、富士吉田周辺で食べられてきた郷土料理的なうどんです。
この吉田うどん、都内で食べれるお店が5,6店舗しかないようで、そのうちの一店舗が亀有にあります。
お店の名前を、五葵(いつき)といいます。
食べログなどでは、亀有駅となっていますが、駅からはちょっと遠いです。亀有駅と綾瀬駅の中間と言ったほうが正しいです。
葛飾の方でしたら、農産高校の近く、と言ったほうがわかりやすいと思います。
お店は、住宅街の中に突然現れます。
ちょうどお昼の開店前に行ったのですが、入店待ちの行列があり、それで場所がはっきりしました。
お店の中はカウンター5,6席と小上がりのお座敷。
オーダーは、テーブルにある注文票に書き込むスタイル。
うどんの麺には黒と白があります。
黒は吉田うどん、白は讃岐うどん。
いい忘れましたが、吉田うどんは「硬い」です。
上顎と舌で噛み切ろうとしてもムリです。
太さも直径10ミリ弱ぐらいはあります。それが硬いんです。
歯でしっかり噛まないと、噛みきれませんし、飲み込めません。
本気で噛むうどんです。
で、このお店では、本気で噛む硬さの吉田うどんと、柔らかいのどごしの讃岐うどんを用意しています。
今回のオーダーは、吉田うどんで「本鴨汁つけうどん」にしました。
麺はもちろん太め。かたい。
左の皿の上部にあるのは鰹節です。
青い野菜は茹できゃべつ。これは吉田うどんでは定番のようですね。
つけ汁は、やや濃い目の鴨汁。
初回でしたので、うどんと鰹節とゆでキャベツをどんなバランスで食べていいのか、別々に食べるのか、迷いましたが、試行錯誤の結果、左の皿の麺と鰹節ときゃべつを混ぜて、一緒につけ汁につけて食べました。
なにしろ硬いんです。
また一本が長いんです。
思った以上に食べるのに時間がかかります。
でもいままでうどんをこんなに噛んで食べたことはなかった。。。
硬いうどんをベースに、かつお節やつけ汁の味をしっかりと堪能できる。
いままで食べてきたうどんとは、異次元の食感でした。
五葵
03-6321-579711:30~14:30
17:30~21:00(20:30L.O)
日曜営業 定休日/第1木曜、第2・第4日曜、第3・第5木曜日夜