今回の1丁目一番地は、お花茶屋です。
お花茶屋は、曳舟川と京成本線が交差するお花茶屋駅北西に広がる街です。
共栄学園のある街ですね。
ちなみにお花茶屋1-1は、この地図の左下角にあります。
トップ画像の写真は、背中に鳥広さんをバックにしています。
一度行ってみたいお店の一つです。
さて、お花茶屋。
住所表記としてのお花茶屋は、それほど古くはなく、1964年ごろのようです。
1930年(昭和5年)の地図にも「お花茶屋」という表記が、曳舟川に掛かる橋のところにあります。
しかし、現在の宝町となる「寶木塚」の地名はあっても、その北側に地名表記はありません。
ご多分に漏れず、ほとんどが田畑です。
朝日新聞2014年5月13日 |
曳舟川の白鳥を鷹が捉える絵馬が、四つ木白鬚神社に奉納されています。
ちなみに、このお花茶屋で曳舟川を横切る道は、右側(東側)に行くと現在の四ツ木斎場に通じる道、左側(西側)に行くと寶木塚小学校のの裏にに抜ける道です。
さて、お花茶屋に京成電車が通るのが1931年(昭和6年)。
この駅名を「寶木塚」とせず「お花茶屋」としたのは、やっぱりお花茶屋という地名が広く知れ渡っていたからかもしれませんね。
お花茶屋という地名の由来は、「将軍家光(吉宗説もあり)が鷹狩りの際に腹痛をおこして、茶屋の娘お花に開放してもらって~」ということになっています。
この茶屋の末裔という方が現在もお花茶屋にお住まいのようですが、以前はその証拠となる家光からの由緒書なるものがあったようです。
家光といえば、じつは「命名好き」で有名です。
新宿駅周辺の「淀橋」、「目白」、向島の「長命寺」なども家光による命名です。
家光は徳川三代目将軍ですから、江戸がいろいろ整備された時期でもあり、「将軍が名付けた」場所があちこちにあるのかもしれませんね。
参考:地名の由来としての史実と現実、朝日新聞
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