[大人の検定] 葛飾検定第19問:和歌にも読まれた葛飾。にほどりの〜



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第19問:区名となった葛飾は古くから呼称されてきた名称。いにしえの和歌集にもその名が記されている。それはどれか?



まずは、和歌を見てみましょう。



にほどりの 葛飾早稲を にへすとも 

そのかなしきを とにたてめやも



では解説。(さくら野歌壇参考)


「にほどりの」とは葛飾にかかる枕詞。漢字では「鳰鳥の」と書きます。


「葛飾早稲をにへすとも」とは「葛飾の早稲を饗す」と書きます。葛飾は早稲の産地だったようで、昔は早稲は奉納していたのですね。「饗す」とは捧げるということのようです。


奉納は厳格な神事です。そんな日に男女の色恋などは禁物。


「そのかな(愛)しきをと(戸)にた(立)てめやも」とは、愛する男性をそんな日に戸の外に立たせておくなんて、という意味です。


この歌は万葉集に出てきます。


ということはもう8世紀ごろには「かつしか」って言ってたのですね。



しかし、葛飾という地名の広さは葛飾区にとどまらず、たとえば京成西船の駅は昔「葛飾」という駅名でしたし、イメージとしては中川と江戸川の左右に広がるデルタ地帯を葛飾と呼んでいたのではないでしょうか。


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この万葉集の枕詞「にほどり」つまりカイツブリが水鳥であり、葛飾が水と密接な土地であったことを示していますね。


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