8月もお盆を過ぎて、夏も終盤ですね。
ここ数回、『東京防災』を読みながら、ゼロメートル地帯が広がる葛飾の防災を考えてきました。過去の記事は
こちら。
先日、葛飾区議の高木さんがFacebookで、ハザードマップについて書き込んでいました。
高木さんにお尋ねしたところ、とても迅速に郵送していただきましたので、今回はこのハザードマップをじっくり読んでみることにします。
ハザードマップってなに?
葛飾区に住む、ということは水害と隣合わせということです。最近は日本各地で豪雨などで川が氾濫してしまうニュースが続いていますが、葛飾区は太古の昔は海だったこともあり、何度も川の氾濫に悩まされてきました。
オトカツでも記事にしたことがありましたね。
[大人の災害] 今日はちょっと真面目な話題。葛飾にいると大雨はドキドキしますね。大雨で荒川決壊はあるのか?調べてみた。
このハザードマップは、葛飾区が水害に見舞われたとき、どんな被害が想定されてその時、区民はどうすればいいのかがコンパクトにまとめられているパンフレットです。
荒川洪水ハザードマップ
まずは、荒川洪水ハザードマップを見てみましょう。
このハザードマップは、「三日間に548ミリの大雨により、荒川下流域で堤防が決壊した」想定で作られています。このとことから、
荒川の大雨で警戒する基準は548ミリ
ということがわかります。天気予報を見るときの参考になりますね。
あなたの住んでいるところは、どの地域ですか?葛飾区は、荒川下流域が反乱したときの対応を3つの地域に分けて対策を立てています。
- 荒川沿川地域:平和橋通り以西
- 西部地域:平和橋通りと中川新中川の間
- 東部地域 :中川新中川より東
うちは、かろうじて西部地域でした。平和橋通りで、荒川沿川地域と西部地域で別れていますが、平和橋通りが一段高いところにあり西部地域が安全というわけではなさそうなので、この平和橋通りという境界は便宜的な面が強いかもしれません。
荒川沿川地域は、どこに避難するか?
東部地域(新中川より東、千葉方面)の避難所に避難するよう書かれています。もちろん荒川を渡って押上、平井方面に避難するわけにはいかないですから、江戸川方面に避難するわけですね。
高齢者や要配慮者は、以下の4箇所が避難場所だそうです。
- 総合スポーツセンター
- アリオ亀有駐車場
- リリオ駐車場
- イトーヨーカドー四つ木駐車場
ん?イトーヨーカドー四つ木店は荒川沿川地域じゃないのかな~だいじょうぶなんだろうか?
西部地域はどこに避難するか?
西部地域の避難先は、市川市、松戸市、水元公園に避難するようになっています。水元公園って屋外?市川市、松戸市のどこに?ちょっと不安が残りますね。
東部地域はどこに避難するのか?
荒川洪水時には、東部地域はあまり浸水などの被害が想定されていません。そのため避難先は東金町運動場一箇所となっています。
葛飾区荒川洪水ハザードマップは、
こちらからダウンロードできます。
ちなみに裏面は『中川・綾瀬川洪水ハザードマップ』になっています。
みなさん、一度確認しましょうね。