2016年7月18日月曜日

[大人の葛飾有名人] つげ義春の本田小学校時代は、漫画家になるためのエネルギーをためた場所


いろいろ掘り返してみると、葛飾出身の有名人は多種多彩。


そこで、不定期ながら、葛飾の有名人を紹介していくシリーズ第1回目は、しぶいところで「つげ義春」。




ちょっとご高齢なので知らない人もいるかも知れませんが、『ガロ』世代の漫画家さんです。


シュールな漫画家さんです。


お生まれは1937年、立石です。

板前の父・一郎と、同じ旅館のお座敷女中の母・ますの次男として、葛飾区立石の中川べりの船宿(母の実父の家)で生まれる (wikipedia)
時代ですねぇ。


立石の中川べりに船宿があったんですね。



1930年の地図でも、なにやら船のマークのようなものが見えます。


渡し船があったのでしょうか?


この地図には本奥戸橋がまだありませんので、この船宿?は大切な役目を担っていたのかもしれませんね。


つげ義春はこの船宿で生まれ、1944年本田小学校に入学します。


しかし時代は戦争末期。

当時は空襲が激しく、ろくに通学もできなかった。

この頃、自宅付近の中川べりで不発弾処理を見学中に近くに被弾した爆弾のために土手から転落、軽症を負う。

また、近くにあった高射砲がB-29を撃墜し真っ二つにする光景を目撃する。

1945年3月10日の東京大空襲の後、空襲を避けて兄・政治に続き新潟県赤倉温泉に学童疎開する (wikipedia)

かつて白鳥の高射砲については記事を書きましたが、「近くにあった」高射砲とはこれとべつに高射砲が設置されていたのかもしれませんね。



さて戦争が終わって、つげ義春は立石に帰ってきます。

1947年には、立石駅前の闇市で母が居酒屋を経営するが半年ほどで廃業。

さらに、妹が生まれるなど生活は困窮。

1948年には葛飾区立石駅近くの廃墟のようなビルに無断入居。総勢8名の大家族であった。

また、義父の発案で立石駅でのアイスキャンデー売りなども経験する。

こうした生活で1年休学する。つげは進学せず兄の勤め先のメッキ工場に見習い工として就職する。

親友Oができ、Oの家に泊まりこみ帰らない日々が続く。

Oの家は中華そば屋であったため、毎日ワンタン作りを手伝う。

出前持ちとして朝9時から夜2時まで働く。

時には赤線への出前もあり、赤線の女にからかわれたりする。

この頃、同じそば屋に戦争で両親を失くした同い年の美しい少女が働いており、彼女に誘われ休日に一緒に映画館へ行く。(wikipedia)

立石・四つ木界隈は、戦後メッキ工場が集中しました。


つげ義春はそのど真ん中に生活をしていたのですね。


そして立石のもうひとつの顔、闇市、赤線。


闇市のあと、立石は米軍進駐軍の黒人向けRAA(Recreation and Amusement Association:特殊慰安所)となりましたので、つげ義春が出前に行った先はRAAだったのかもしれません。


つげ義春は、戦後の葛飾にどっぷり浸かって子供時代を過ごしています。


そんな生活から漫画家を目指す1953年(昭和28年)。


朝鮮戦争が終わり、日本は高度成長への準備を整えていくこの時代、つげ義春も葛飾から大きく飛躍していったようです。

2016年7月17日日曜日

[大人の検定] 今年は第50回! 「葛飾納涼花火大会」の穴場はどこ?




過去の「葛飾検定」はこちら


葛飾納涼花火大会といえば、都内屈指の花火大会ですね!毎年13,000発の花火が夏の夜空を彩ります。


さて、この花火2012年は13,000発ではありませんでした。2012年は区制80周年ということもあり、80に掛けて10,800発だったんですね。


というわけで、


第28問:毎年7月下旬に開催される葛飾納涼花火大会。2012年には何発の花火が打ち上げられた?


の正解は10,800発でした。





さて、みなさんは毎年、どこでこの花火見てますか?


私は毎年「柴又運動場」ですが、すごい人ですよね。


とりあえず土手の斜面で見やすくはなっているのですが。


江戸川渡った矢切側のほうが空いているのはわかっているのだけど、なにしろ駅から遠い。なかなか行かれないんですよね。


今年は50回目の記念花火。いい場所あったら教えて~~


ブログランキングおかげさまで1位!


2016年7月16日土曜日

【2016年上半期TOP PV】[大人の細田] パン好きにはたまらない、葛飾細田の「ラ・タヴォラ・ディ・オーヴェルニュ」で500円の食べ放題モーニングビュッフェに行ってきた



一度行きたいと思っていたパン屋さんに行ってきました。

1999年 カリフォルニアウォルナッツコンテスト グランプリ
2000年ベーカリーワールドカップ最終選考会 出場
2001年カリフォルニアレーズンコンテスト グランプリ
2001年カルフォルニアウォルナッツコンテスト 菓子パン部門賞
2001年「豆を使ったアイデアパンコンテスト」優秀賞
2001年カナダ小麦を使った食パンコンテスト 最優秀賞
2003年ベーカリーワールドカップ最終選考会 出場
2005年第2回saf製パンコンテスト 優秀賞
2006年 クランベリーチャレンジキャンペーン 優秀賞/ベーカリー部門
2007年 創・食Clubパンレシピコンクール 大賞
2008年 ibaカップ日本代表決定
2009年 ドイツibaカップ出場


名だたるコンテストに参加して優秀な賞を獲得してきた井上克哉さんのお店。「ラ・タヴォラ・ディ・オーヴェルニュ」と言います。一度で覚えられませんでした(笑




そのラ・タヴォラ・ディ・オーヴェルニュさんのパンが、朝7時からのモーニングで食べ放題!ということで行ってきました。



その日は、予定通り寝坊して(苦笑、お店に着いたのは7時半頃。


すでにお店の中はほとんどいっぱい。



さぁてコースはどうしようかなぁ。


食べ放題なので、「どうしようかなぁ」じゃないだけど、今日は寒かったので「Cグルメセット」でスープを頼んでみました。


モーニングビュッフェは1時間限定だけど、「Bまんぷくセット」にして食べ放題飲み放題にしてもいいですね。


店内の座席は、カウンターが10席ほど、テーブルが16席ほど。


ビュッフェスペースは広くはありません。8時にはお店の外まで行列がありました。




食べ放題のパンは、「いろんなパンを食べてほしい」というお店の気持ちから、ほとんどのパンが一口サイズに切ってあります。


このラ・タヴォラ・ディ・オーヴェルニュはハードパンが人気のようですが、ソフトブレッドも惣菜パンもドーナツも、どれもおいしいものばかりでした。


パンも種類によって「焼き上がり時間が決まっているので、時間が経つといろんなパンが次々に運ばれてきます。


バイキング形式ですから、いっぺんにたくさん食べちゃうより、なんどもパンを取りに行ったほうがいろんなパンを楽しますよ。



数々の受賞歴があるラ・タヴォラ・ディ・オーヴェルニュですが、この日は昨年のibaカップで優勝した時のパン「カラフルムーン」も売っていました。


こんなカラフルな月の形のパン、見たことないですね〜



このパンはお安くないのですが、普通に売っているパンはどれも低価格。


この美味しさでこの価格なら、人気が出るお店になりますね。




またお休みの日に来ようっと。




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ラ・タヴォラ・ディ・オーヴェルニュパン / 京成小岩駅
昼総合点★★★★ 4.0