わがまち楽習会「立石の観光と宿泊」
今回が5回め、最終回でした。
「葛飾区の観光的取り組み」と題して、第2回にも登壇なさった葛飾区観光課の谷口榮さんのお話でした。
室町時代からの交通の要所
立石、青砥、高砂エリアは、都心や羽田、成田などのアクセスがよくそれが強みとされている。しかしこれは現代に始まったことではなく、このエリアは鎌倉時代から要所だったとのこと。足利時代、関東地方に睨みを効かせるために神奈川県鎌倉に公方を置いたが、公方は転々とし、江戸時代直前には葛飾区青砥の葛西城にあった。
なぜ青砥に移転したか。
それは、古東海道が東西に走っていただけでなく、東京湾に流れ込んでいた、東遷前の利根川や荒川との交点でもあったからです。
古東海道については、こちらの記事も参照してください。
葛飾の観光資源
他の自治体から見ると、葛飾は観光資源に恵まれているようです。
- 寅さん(柴又)
- こち亀(亀有)
- 水元公園(金町)
- 菖蒲園(堀切)
- 呑兵衛横丁(立石)
- キャプテン翼(四ツ木)
- モンチッチ(新小岩)
- リカちゃん(青戸)
- トミカ(青戸)
たしかにたくさんありますね!
亀有などは外人さんが、こち亀の銅像めぐり(14体あります)をしている姿もちらほら見かけます。うまく活用されるといいなぁ。
今後の観光政策
谷口さんは、葛飾区の観光政策として、
最後に、観光で大切なことは「金が落ちる」ことではなく「人的な交流の促進」が大切だとおっしゃっていたのが印象的でした。