先日、近所の地区センターで行われた区民大学認定講座『区民が語る!中川七曲から親水都市へ』に参加してきました。
折しも「江東五区大規模水害広域避難計画」が公開された時期でもあり、中川などの水害に関心もある区民が多く大盛況でした。
講師は、このエリアに住んで8代目という中川流域の町内会長さん。
明るい方で、楽しくわかりやすく話をしてくれました。
お話は、「災害時の対応」と「親水都市」の2つ。
まず災害時の対応については以下のようなお話でした。
- 荒川が決壊したら、高さ5メートル程度の洪水が3週間続くと思ってほしい。江東五区は湖のようになる。
- 危険が迫ったら、要介護者をはじめできるだけ区外に逃げてほしい
- 3階以上は水が入らない(だろう)から、自宅残留でもだいじょうぶだろう
- 町内会では、紅白の旗を各家庭にくばっている。救助が必要な家は「赤」、無事な家は「白」を掲げてもらうことにしている。
- 自分の町内会では、モーターのついたゴムボートを用意し、水が引くまで洪水エリアを巡回する予定だ。その際に各家庭の紅白の旗を確認する。必要時にはボートに乗せて救助する。
というものでした。
かなり切実なもので、最悪の事態は絶望的でもありますが、きちんと向き合わないといけない話でもありました。
いっぽうの「親水都市」については
- もっと水に親しめる中川であってほしい
- 現在設置中の中川テラスも柵をなくすことも考えていいのではないか
- 現在の森永の跡地を親水公園にしてほしい
- 一階を親水公園や全天候型サッカー場などにし、その上に防災時の施設をつくってほしい
というものでした。
日頃の滔々と流れる中川のこと、そしていざ災害になったときの凶暴な中川のこと、いろいろ考えていらっしゃるんだなぁと思い、聞いている私達にもとても大事なお話をしていただきました。
区民大学無料講座のネット配信を!
残念だったのは、土曜日の午後でしたが参加者の年齢層が、びっくりするほど高かったこと。
区民大学は、往復はがきで申し込み(または電子申請)→参加OKの返事→決まった時間決まった場所に集合、というシステムをとっています。
決められた時間に一つの場所でしか、講座を聞くことができない?
なんのための制約?
と思ってしまいます。
いっそのこと無料講座は、中継とは言いませんが、ネットで配信してはいかがでしょうか?
せっかくのとても良いコンテンツが、限られた人にしか見られないというのはもったいない話です。税金使っているのですから。
ぜひぜひお願いいたいします。
0 件のコメント:
コメントを投稿
コメント大歓迎!