2017年6月6日火曜日

[大人の堀切] 北極星を目指して!カフェ Viser Polaire (ヴィゼポレール)に行ってきたよ!




堀切1丁目にオープンしている「ヴィゼポレール」に行ってきました。

ヴィゼポレールとは、「北極星を目指して!」という意味のフランス語です。

このカフェは、知的障がい者の支援を行う社会福祉法人原町成年寮が運営しています。就労継続B型事業所とよばれるものです。

「就労継続B型事業所」とは、
通常の事業所に雇用されることが困難であって,雇用契約に基づく就労が困難である者に対して行う就労の機会の提供及び生産活動の機会の提供その他の就労に必要な知識及び能力の向上のために必要な訓練その他の必要な支援事業のこと。(就労継続支援どっとこむ
だそうです。

運営している原町成年寮は、昭和33年から葛飾で障害者福祉を展開する歴史ある施設です。

グループホームの定員は360名、二ヶ所の事業所、さまざまな通所事業所と幅広く展開しています。

そして、開所以来運営してきた東京都葛飾通勤寮は、原町成年寮が設置する葛飾通勤寮(宿泊型自立訓練35名)として平成27年度から再出発しています。

この建物に就労継続B型事業所としてオープンしたのが、ヴィゼポレールです。

*個人的に、障害者について不案内だったもので、帰宅してから調べてみました。間違ってたらご指摘をお願いします。



お店の中は、とても明るくて天井も高くて、気持ちいいスペースです。


パンの種類も色々揃っていました。

どれもおいしそうで悩む~~~~


お店の名前がついたパンがありましたので、購入してみました。


ヴィセポワール。

なかにレーズン、クランベリー、ピスタチオを練り込んだパン。

自家製のクリームが注入されています。

断面の写真にトライしたのですが、うまく切れなくて。今回はあきらめましたが、甘さ控えめながらとっても美味しいパン。

堀切、お花茶屋周辺に来た時は、ちょっとここでひと休みしたいですね。

またきまーす!


2017年6月4日日曜日

[大人の堀切] 第5回堀切灯明を見てきたよ。夕日がゆっくり沈むとともに浮かび上がるキャンドルライトは幻想的。




6月4日日曜日、堀切水辺公園で行われた堀切灯明を見てきました。




場所はココ。

堀切菖蒲水門の荒川側ですね。

荒川の川べりは、野球場があったり公園があったり、広くていつ来ても気持ちいいです。

この公園で第5回の葛飾灯明が行われました。

葛飾灯明とは、みんなでキャンドルに火を灯し、夜の河原に絵を描くイベントです。

私が到着したのは、まだ5時半頃。

明るすぎてどうなっているのかわかりませんでしたが、ボランティアのみなさんがきつい日差しの中、キャンドルをセッティングなさっていました。


このキャンドル日が沈みだしてくると、色とりどりに浮かび上がってきます。


ちなみにキャンドルひとつづつの中を覗いてみると、ろうそくが砂に囲われていていました。なかなか安全にできていますね。


日が沈みかけてくると、ボランティアのみなさんでキャンドルひとつづつに火を灯していきます。

かなり暗くなってきました。

日が沈むと、こんなデザインの地上絵が!

スカイツリーにも映えて、きれいですね。

暗くなるに連れて土手には沢山の人が集まってきていました。

来年はもっと盛り上がるといいですね。

[大人の堀切] “普段入れない”堀切菖蒲水門の内部をお見せします!~完成後20周年記念イベント~




トップ画像、綾瀬川に掛かる「堀切菖蒲水門」です。




場所はここです。

堀切菖蒲園から荒川方面に歩くと高速道路の脇に見えます。

見たことありませんか?荒川に沿って流れる綾瀬川にかかっている水門。

以前から「この水門なんのためにあるの?」と思っていたところ、

“普段入れない”堀切菖蒲水門の内部をお見せします! ~完成後20周年記念イベント~

なんてイベントががが!

というわけで行ってきました。

なんでここに水門が?


堀切菖蒲水門ができたのは平成9年(1997年)。

ここに水門を作るきっかけとなったのは、平成3年(1991年)の台風18号による綾瀬川氾濫でした。

この綾瀬川は四つ木で中川と合流し、また海の干満の影響を受けやすい川でもあることから、川の水が逆流しやすくなっていました。


堀切橋の上流には以前から、「綾瀬水門」「綾瀬排水機場」がありました。

綾瀬水門は荒川の水を綾瀬川に流すための水門。

綾瀬排水機場は、綾瀬川の水を荒川に流すための設備。

大雨が降ると、綾瀬水門を閉めて、綾瀬排水機場をフル稼働するわけです。

これによって増水した綾瀬川の水は排水機場から荒川に流され、水害が防げるはずでした。

しかし実際には、下流から逆流してきた水が堀切橋より上流へと流れ込んだため、排水機場の処理能力を超えてしまい、水害となってしまいました。

そこで、この逆流を防ぐ水門として建設されたのが葛飾菖蒲水門です。

つまり、大雨が降った時は「綾瀬水門」「綾瀬排水機場」「堀切菖蒲水門」の3つの設備で対応しているわけです。



なんで水門は円筒形なの?



この水門、近づいてみるとわかるのですが、この赤い部分「水門」になるのですが、円筒形なんです。

普通はこういう水門ですよね。

一枚板が上下して、門を開閉するわけです。
円筒の半分が降ろされ、残った半円筒の門

葛飾菖蒲水門は、円筒の門が上流側と下流側の二枚構造になっています。かまぼこが二枚合わさった形ですね。

なんで?

もう一度堀木菖蒲水門の全体写真を見てください。

右端の建物は高速道路の高架下

水門の上に建物が3つ並んでいますが、一番右の建物は高速道路の高架下に入っちゃってます。

このあたり広い場所がないので仕方ないのですが、建物の高さはこれが目一杯なのだそうです。

水門を1枚板にしてしまうと、高いところまで持ち上げないと水門が開かないわけです。そのためにはこの3つの構造物も高い場所に置かないといけないのですが、高速道路にひっかかる。

そこで2枚板にしてあるのだそうです。

なーるほど。でもなんで円筒形なの?

堀木菖蒲水門は、その性格上逆流する水をせき止めることもあるため、上下からの水圧を逃がすことができるよう円筒形なのだそうですよ。

「二段式ローラーゲートシェルタイプ」って言うのだそうです。

水門を上下するワイヤー巻取り
今回の見学会では、実際に水門を上下してくれて、内部ではワイヤーの巻取りを実際に見せてくれました。

巻取り計測器


そもそも、荒川と綾瀬川はなんで合流しないの?



また、後半では、パネルを使って堀切菖蒲水門の歴史や役割を丁寧に説明していただきました。

このなかには、荒川掘削当時のことや川の機能のこともパネル展示されていたのですが、以前から疑問だったことがパネルになっていました。

なぜ、荒川と中川・綾瀬川は平行に流れているのか?

荒川と中川・綾瀬川とでは革の長さが大きく異なるため、大水が出た時流出する時間差があります。中川の水位が下がったあとに荒川の水位が上がるため、荒川と中川・綾瀬川を合流させておくと、荒川を流れる大量の水が逆流し、中川・綾瀬川を溢れさせてしまうのです。こうしたこともあり、中川・綾瀬川の流れを変え、加工まで平行して流れるようつかけたのです。
ビックリ!

荒川放水路の工事着工が明治44年(1911年)ですが、そのときからこのようなことが考慮されていたのですね!

終わったあとは、ちょっと水門マニアになった気分。

またこのようなイベント行ってみたいな~