2017年05月01日に開業する『イムス東京葛飾総合病院』の内覧会がありましたので、さっそく行ってきましたよ。
場所は西新小岩4丁目。新小岩駅北口から歩くと、健常者の足で10分弱。
以前は松上小学校がありましたが、1998年に新小岩小学校と合併したことにより、この土地に総合病院を建てることとなりました。
総合病院を建てる必要性について、葛飾区のホームページでは、次のように書かれています。
区は、平成24年度に、区内の医療需給状況等を調査・分析し、課題の把握と解決に向けた方向性を明らかにすることを目的に、「区内医療環境充実のための調査」を実施しました。
調査結果から、葛飾区の人口10万人あたりの病床数は、東京都平均や、葛飾区と同一の二次保健医療圏に属する足立区、荒川区と比較して少ないこと、区内南部地域(新小岩・奥戸)では、病院が少なく救急対応病院がないことなどがわかりました。
また、リハビリテーション医療機関数や療養病床数など、高齢者に関わる医療体制も老年人口(65歳以上)10万人あたりで比較すると、東京都全体や足立区、荒川区を下回っていることがわかりました。
一方で、葛飾区における高齢化率(65歳以上人口の割合)は22.5%(平成24年1月1日現在)となっており、23区平均の20.5%を上回っています。
葛飾区基本計画の将来人口推計によれば、総人口は平成28年をピークにその後はゆるやかな減少が見込まれていますが、75歳以上人口については今後急激に増加し、平成34年には6万人を超え、平成23年より30%程度増加し、超高齢社会を迎えるとされています。
今後、受療率(人口10万人あたりの推計患者数の割合)の高い75歳以上の高齢者人口が増加することから、ほとんどの疾患で入院・外来ともに患者数が増えることが予測され、また、高齢者人口の相対的な増加に伴い、救急医療の対象患者も増えることが見込まれています。
今後の医療ニーズの増加に対応するためには、区内の医療供給体制をより一層充実、強化していく必要があるとともに、10年・20年先に迎える超高齢社会を見据えた医療の充実が不可欠となっています。
そこで区は、区民の皆さんが必要とする医療が継続的に安定して受けられるよう、区内医療環境のさらなる向上を図る一環として、公募により旧松上小学校跡地に民設民営の病院を誘致することとしました。
(病院誘致に関するこれまでの経過)
としています。
青戸の慈恵医大や亀有の東部地域病院など、救急対応の総合病院が葛飾南部にはありませんでしたので、新小岩にできる意味は大きいのかもしませんね。
内覧会は大盛況でした。
殆どの方が私より年上の高齢者の方ばかり。
私の母の入院を見ても、やはり快適な入院生活を送りたいという気持ちは皆さんお持ちですよね。
受付を済ますと、順路に沿って進むように案内されました。
建物は、1〜3階で診察を行い、4〜9階が入院施設となっています。
まずは9階(最上階)へあがります。
当然ながら、病室の窓からの景色は最高です。
葛飾の町並み、荒川。そして向こうにはスカイツリーが見えます。
歩ける患者さんや御見舞の人たちが座れるソファーもありました。
部屋は4人部屋が基本のようです。
内装はいくつか種類がありましたが、どこも余裕のある広さで、現在の新葛飾病院とは雲泥の差です(汗。
写真のように家具でプライベートが守られており、ストレスがないよう工夫されています。
オペ室 |
人間ドックの受付やコースが常設されていましたので、来年から私の人間ドックはここにしようかな。
入り口脇では、大道中学校の吹奏楽部が演奏をしていました。
これからは新小岩駅からこの病院に向かう人も増えることでしょう。
新小岩駅の南北自由通路も建設中ですし、5月1日からの新病院、楽しみですね。