きれいなカレイの煮付けだ。
今日の2軒は、新小岩「魚三」を選んだ。
のれん越しに店内を覗くと、やっぱり満席。
どうしようかなぁ、と店の前の赤信号で思案していたら、店内からお客が3人で出てきた。
このタイミングに！と言わんばかりに、暖簾をくぐる。
ここの店の人達はいつも「上から」だ、いや威勢がいいと言ったら聞こえがいいか、
「ここ、どうぞ。奥から座って。いまから混むから」
押しの弱い僕は、「あ、はい」なんて言って、素直に従う。
「じゃぁ、冷酒。それからさつま揚げ、ししゃも」
「焼くの、時間かかるよ、いい？」
有無を言わせなない。
冷酒が運ばれてきて、さつま揚げとししゃもが焼けるのを、ちびちびやりながら待つ。
さつま揚げは、プリプリの肉厚。うまし。これだけで1合いける。
ししゃもも食べ終わったところで、カレイの煮付けを頼む。
となりの、となりに座っていたお客さんが頼んでいて、うまそうだったから。
煮付けは思ったよりすぐきた。
きれいなカレイ。
箸で身をほぐし、口に運ぶ。
白身の蛋白な肉に、甘辛い醤油の味がよくあっている。
煮付けは、濃すぎてはまずいし、薄すぎては食べられない。
魚三の煮付けは、味のバランスもよく、思わず骨までしゃぶっちゃった。
おいしい記事だったでしょ？
