以前「葛飾の大企業」の記事を書いたことがありましたが、そのなかに「タカラトミー」がありました。
この会社は「タカラ」と「トミー」という玩具会社どうしの合併企業ですが、どちらも葛飾で創業した会社でした。
そのひとつ「タカラ」の初代社長佐藤安太さんの著書『凡才、1000億をめざす』を読みました。
この本は1986年の著書です。
この時期は「タカラ」最盛期にあたります。
脱サラをして苦労したこと、経営理念にそった経営で会社を大きくしてきたこと、社長のありかたなど、成功した経営者の半生記が書かれています。
会社の沿革から見てみましょう。
1955年 - 東京都葛飾区本田宝木塚町(現・宝町)にて、佐藤安太が有限会社佐藤ビニール工業所を設立。社名は創業地名(宝木塚町)に由来する。
1960年 - ダッコちゃん人形発売。大ブームになる。
1966年 - 株式会社タカラに改称
1967年 - リカちゃん人形発売。
1980年 - チョロQ発売。
1984年 - 店頭市場(現在のジャスダック)に株式公開
1986年 - 佐藤安太 黄綬褒章受章
1986年 - 東京証券取引所第二部に上場
1991年 - 東京証券取引所第一部に上場
ヒットした商品はほかにもあるのですが、代表的な「ダッコちゃん人形」「リカちゃん人形」「チョロQ」を挙げてみました。