2016年9月14日水曜日

[大人の一丁目一番地(20)] 西亀有1-1を歩いてきたよ。陸前浜街道に賑わった街


今回は西亀有1-1に行ってきました。


西亀有は、裕福なエリアだったと思います。


大きな家が多く、区画も広い。


もちろん農家が多かったはずですが、このエリアはほかの葛飾とちょっと違います。


理由は、おそらく、陸前浜街道にあったと思います。



陸前浜街道とは、現在の水戸街道。


千住の宿場を起点として、現在の常磐線沿いを水戸に抜け、そのまま海沿いを仙台まで続いていく陸前浜街道。

スカイツリーから一直線に金町駅前に通じる今の水戸街道と違い、人が歩く水戸街道はもっと北寄りにクネクネしていました。



左の地図が明治末期の陸前浜街道です。


千住の宿から新宿の宿まで約5キロ。


その中間地点にある西亀有近辺は、そのころ砂原、千葉という地名でしたが、宿場こそないものの、人通りのおおい街道筋として、物販や休憩所などで栄えていたものと思われます。


折しも江戸時代の新宿の宿場は、水戸徳川家に通じる街道だったこともあり、交通量は少なくありません。


茨城や房総半島の海産物が江戸に運ばれる主要ルートでもあり、途中西亀有で農産物と交換されたことも容易に考えられます。


葛飾のほとんどがかつては農地でしたが、この陸前浜街道沿いの街では商業的要素も加わって、他のエリアより裕福に過ごしていたのかもしれません。

2016年9月8日木曜日

[大人の堀切] 駅の近くなのに隠れ家のような「手打ちそば人と木」



今回は、堀切菖蒲園駅近くの「人と木」です。

堀切菖蒲園駅改札前にある平和橋通りの雑踏に背を向けるように歩くとほどなく「手打ち蕎麦人と木」が見えてきます。




見えてくる、のですが、住宅街に入ったところのお店で、店構えも控えめなことから、初回にはわかりづらいかもしれません。


しかしその「隠れ家感」がなんともいえず、お店の雰囲気を作っています。


中はけっして広くありません。


全部でテーブルが5,6卓。一度に座れる人数は20人に満たないぐらい。


女将さん、一人でフロアを切り盛りしています。


ここの女将さんはステキです。


けっしてしょっちゅう訪れる客ではないのですが、私の名前や注文したものをきちんと覚えてくれています。


こういうお店には自然と足がむいちゃいますよね。


いつも頼む日本酒まで覚えてくれています。



ここに来たら、いつも天せいろです。


きれいな油で上品に揚がった天ぷらと、丁寧に打たれたお蕎麦が絶品。



天ぷらは、海老やナスなどの野菜、キス。


ひとつづつほんとうに綺麗に揚がっています。


これがまた日本酒にあう。


おいしいお蕎麦は味わうためにあるお蕎麦。


ほんの二三本だけを箸でつまみ上げて、口の中で味わうと、蕎麦の味が広がります。


これがまた日本酒にあう。


残暑が厳しい今だからこそ、お蕎麦に冷たい日本酒がおいしいですね。

手打ち蕎麦 人と木
ジャンル:そば
アクセス:京成本線堀切菖蒲園駅 徒歩1分
住所:〒124-0006 東京都葛飾区堀切5-2-8(地図


周辺のお店のネット予約:
Italian Dining Vittoria 北千住店のコース一覧
居酒屋 あじさいのコース一覧
美豚 本店のコース一覧
周辺のお店:ぐるなびぐるなび 亀有・青砥×そば
情報掲載日:2016年9月8日

2016年9月7日水曜日

[大人の中川] 中川っていいな〜。いつ見ても飽きない川。



この夏に撮影してきた中川の風景をスライドにまとめてみました。


スタートすると音が出ますので気をつけてください。



今年はゴールデンウィーク明けぐらいから、青砥駅までチャリで通勤しています。


途中、森永の工場裏から、中川奥戸展望デッキを通り、本奥戸橋を渡って行きます。


この中川奥戸展望デッキは、中川テラスが設置されたときに「スカイツリーも富士山もハープ橋も東京タワーも見える」絶好の位置に作られたデッキです。



残念ながら、平和橋のほとりにマンションができてしまい、いまは富士山は見えません。


しかしながら、朝に夕に晩に、このデッキから見渡せる景色は、滔々と流れる中川、広い空と相まって、なんだかホッとした気持ちになります。


是非皆さんも一度訪れてみてください。