今回は葛飾区のイベント講座「新金線と用水跡、旧街道をたどる」に参加してきました。
結論から言って「すっごい歩きました!」「いろんエピソードにびっくり!」でした。
新金線エピソードを3つ紹介しますね。
今回の集合場所は高砂地区センターでした。
チャリで京成高砂駅のほうから、高砂商店街を抜けると地区センターです。
イベントは13時〜16時半の3時間半でした。
前半の1時間はパワーポイントを使った説明、後半2時間半がお散歩です。
写真はまだガラガラの時間帯ですが、今回のイベントは定員を上回っていたようで、ほぼ満席になりました。
配られた資料に、歩くルートがありました。
新金線沿いを高砂から新小岩に向けて歩いていきます。
新金線は今年になって旅客化の話が出ていますね。
しかし今回歩いてわかったのは、用水路や道路を超える鉄橋の多くはかなりの年月が経っているということでした。
西井堀の跡が鉄橋の下に
高砂地区センターを出て新金線沿いに歩くと、川のないところに鉄橋がかかっています。
この写真を撮っている道路自体が、以前は西井堀と呼ばれた用水路でした。現在の水元公園から下流域の農業を潤した用水路の一つです。
現在は暗渠となってしまっていますが、この鉄橋の下も西井堀という水路でありました。
新金線に旧ルートがあった!
今回最大の驚きは、「新金線は路線を変更していた」ということでした。
この地図は、1939年の地図に現在の地図を重ね合わせています。
地図中央の線路が新金線ですが、この線路は「旧ルート」です。
新金線は中川放水路(新中川)の建設に合わせ、鉄橋を短くするためか、地図上に赤く記した「新ルート」に変更していました。
今の地図で確認しておきましょう。
赤い線が「旧ルート」です。よりストレートでしたね。
新金線は複線で計画されていた
この写真みてください。
新金線のガードが奥に見えますが、手前は橋桁だけが作られています。
もともとは複線化を予定していたようですね。
この複線化の跡、あちこちに見られますよ。
新中川を渡る鉄橋にも橋のかかっていない複線化用の橋桁が残されています。
旅客化後に複線化したらスゴイですね。
区民講座はテーマに沿っていろいろ知ることができていいです。
また参加してみたいですね。