亀有駅から歩いて5分。
創業90年。まさに宝石箱のようなキラキラとみずみずしいお寿司が食べられることで評判の「なかや寿司」さんに行ってきました。
江北橋通り沿いにある亀有の寿司の名店「なかや鮨」の外観は決して目立つものではなく、どちらかというと通りすぎてしまうほどの控えめなものだ。
その控えめな外観は、けっして地味というものではなく、どちらかというと「自信の現れ」と取れる。「なかや鮨」の評判を聞きこの店を訪れる人々の胸を高鳴らせる、そんな外観でもある。
日曜日ということもあり、カウンターはいっぱいだった。
最近予約が取りにくくなったとの声が高いだけのことはある。
予約も取らずにいったものだから、お店の人も無理をして奥の宴会席(テーブル)の部屋へ案内してくれた。
いつもなら1,500円で10貫のランチメニューを頼むのだが、日曜日の今日は通常のセットメニューをお願いした。
カウンターが混んでいたこともあり、ビールのつまみに小振りの牡蠣を頼む。値段がちょっと気になったけど「厚岸産」と書かれている。思わず頼んでしまった。
セットのお寿司は12貫からなるものだったけど、テーブル席の僕たちには6つづつ2階に分けて持ってきてくれた。
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ひとつ目のお皿は、握られたお寿司が綺麗にならんでいた。
ひとつづつ、ゆっくりと味わうように食べる。
どのねたも新鮮なのは当然、歯ごたえがあり身の締り方のよさがわかる。
固めのシャリが身の締まったねたに抜群にあう。
とくに、右から2番めの関さばは、白い身に差し込まれた赤がとてもきれい。見た目から魅了する関さばは、この6品のなかで一番美味しいものだった。
二皿目は軍艦巻など握り以外。
手前の穴子はまさにふわふわ。
右上にひとつ、見慣れない鮨がある。
細いわけぎのようなあおものは、辛めの味でそれを上に乗った鰹節がうまく収めている。
このあおものはなんだ?と思って訪ねてみると、「芽ネギ」だという。芽ネギとは葉ネギの若いうちに摘んだもの。
もちろん海のもの鮨ではないが、なかなか癖になりそうな味。
もう何度目かの訪問だけど、味はかならず満足するものだ。
葛飾には大きく知られていないものの各ジャンルで名店と呼んでいいお店があちこちにある。
なかや鮨もそんなお店の一つに数えていいだろう。
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