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2018年8月22日水曜日

[大人のお花茶屋] ドーリットル空襲って知ってる?特別展「かつしか学びの玉手箱 -葛飾と戦争-」を見てきたよ


毎年8月は、第二次世界大戦が終った月でもあり、戦争について考えさせられます。

ちょうど、郷土と天文の博物館で「かつしか学びの玉手箱 -葛飾と戦争-」という特別展が開かれていましたので行ってきました。



郷土と天文の博物館の二階の展示は、多くが撮影禁止でしたので、今回は写真はほとんどありません。

石出巳之助さんのこと

葛飾区での空襲の被害者というと、水元国民学校(現在の水元小学校)の石出巳之助さんの話がよく出ます。

今回の展示でも、石出巳之助さんの話は展示されており、「被害者でありながら、空襲後は戦意高揚のために使われた」と説明されていました。いまも昔も、マスコミにより世論が動かされていたことがわかります。

ドーリットル空襲

この空襲については、個人的に誤解していたことがありました。

水元が空襲の被害にあったのは、戦争末期の昭和20年ごろだと思っていましたが、実際には昭和17年のドーリットル空襲によるものだったのですね。


ドーリットル空襲とは、昭和17年4月に空母から飛び立った15機B25による関東地方への爆撃を言います。

その何機かは葛飾上空に飛来し、そのうちの一機が水元に爆撃を加えていました。


この空襲は日本軍が思っていた(高度1000メートル)以上に低空飛行(高度50~100メートルだったようで、日本軍を慌てさせたようです。

この高度の低さにあわてて、葛飾区白鳥には高射砲が設置され、いまもその土台が残っています。

白鳥の高射砲については、こちらの記事をどうぞ。

この展示は、9月2日までです。