2018年2月6日火曜日

[大人の新金線] 走れ!葛飾ライトレールの夢!区民の熱い思いを広めていきます!

先日、新金線にライトレールを走らせたい!という思いを語らせていただく機会がありました。


いろいろ緊張したのですが、一生懸命想いをぶつけてみました。



新金線?ん?なにそれ?という方のために、簡単に紹介しましょう。


葛飾区には、一日に4本しか走っていない貨物線の線路が、新小岩ー金町間に敷かれています。

昔から葛飾区は、東西に旅客鉄道が敷かれているのですが、南北の移動が困難という課題がありました。

その「南北の移動が困難という課題を」新金線という貨物線を活用して、解決しようという区民活動があります。

それが

新金線いいね!区民の会

です。



昨年はNHKニュース9でも取り上げられ、新金線を待望する機運がとても高まってきました。

「新金線いいね!区民の会」では、鉄道に詳しい方や行政の資料を活用して、具体的な駅の位置や、駅から始まるバス路線計画などをまとめています。



葛飾ライトレールの課題

新金線を旅客化する際の課題は、大きく2つあります。

1つは、水戸街道(国道6号線)という首都圏の大動脈を踏切で交差しなければならないこと。


水戸街道は現在でも「新宿踏切」で渋滞気味です。

これは踏切前で車線が絞られていることが大きな原因です。国土交通省も車線幅を増やすことを計画して渋滞緩和を目指しています。

もちろん新金線が旅客化されると、今以上に踏切の遮断機が降りることになり、渋滞がひどくなるのではないかとの懸念をする方が多いと思います。

感覚的にはもっともなご意見ではあります。

しかし、「新金線いいね!区民の会」では、現在の信号が(青から赤、赤から青に)変わるタイミングを変えることなく遮断機を下ろす方法を提案しています。


水戸街道の脇には駅ができます。

水戸街道を交差するこの部分だけ複線化し、駅でライトレールの上下線とも待避し、水戸街道の道路信号が赤になっている時間に、ライトレールが水戸街道を横断する、というものです。

じっさいにプラレールで葛飾ライトレールをシミュレーションし、この現実性を確認しています。

もう一つの課題は、事業採算性。

葛飾ライトレールのメリットは、すでに線路が敷かれていることです。

じつは宇都宮などもライトレール計画がありますが、難点は線路から敷設しなければならず莫大なコストがかかってしまうこと。

しかし葛飾にはすでに線路があります。

いくらかの用地買収は必要ですが、大きな負担にはならないでしょう。

そして、新小岩と金町という、JRの大きな駅を結ぶという点もメリットです。

葛飾区は2017年度に2,000万円の予算を「新金線調査費」として、事業の実現性に向けての調査を始めています。2018年度にも予算がつく予定です。

新金線いいね!区民の会は、政治政党に偏ることなく、新しい鉄道に夢を描いています。

これからも区や都の動きと協働しながら、活動していきます。


2018年2月5日月曜日

[大人の細田] 世界で2番目、日本有数の広さを誇るドローン飛行場でドローン初体験!ヘンなところにひっかかっちゃった【DJIアリーナ】


細田には、日本初、世界でも二番目のDJI公認室内ドローン飛行場があるよ。



その室内ドローン飛行場で、ドローン触ったこともないオトカツがドローン体験してきました!



場所は細田。

新金線が通ればとても交通の便が良くなるのですが、今のところ小岩からバスが一番手っ取り早いでしょうか。


葛飾は、昭和に全盛だった町工場の跡地が多くあり、このようなドローン飛行場にはもってこいな広さの敷地がたくさんありますね。

前回のボルタリングも、広さを活かした練習場でしたね。


さて中に入ってみると、競技用の飛行場ががが。

でも、これ後からわかったのですが、上級者向けでした。

輪をくぐり抜けたり、決められたコースを飛んだりする、競技用のコース。

初心者向けの飛行場はこちら。

輪は、上級者用の裏面。

床にあるのは、ヘリポートのような着地場。それだけ。

DJIホームページ

初心者が飛ばすのはこれ。

製品名はMAVIC Air。

とっても小さいんです。

プロペラ畳んだら、手のひらに乗ります。

重さも思ったより軽い。

この軽さは、ちょっと意外でした。


もちろんカメラもついています。

はじめにインストラクターから使い方の説明です。

DJIホームページから
左と右にあるコントローラーを前後左右に動かしてコントロールします。

左のコントローラは、本体を上下させたり方向を変えたりします。

右のコントローラは、本体の進む方向を指示します。

まずは操縦してみないとわからない、と恐る恐る飛ばしてみます。

おもったより簡単に、飛んでくれました。

初心者エリアは、網で囲われていてドローンがどっかいっちゃわないようになっています。

時間が経つに連れ、なんだか面白くなってきて、いつのまにかスピードが上がってしまったようで

見えます?

網の高ーいところに、ひっかかってるドローン。

建物3階ぐらいの高さでしょうか。

インストラクターさん、現場を見て一言「あー高いなー」

ごめんなさい。


職員さん四人がかかりで、ドローン捕獲していただきました。

さぁ、気分を取り直して、操縦再開です。


1時間のコースでしたが、後半最後の方は、ドローン飛ばしながら写真を撮る余裕も。

うしし。

ドローンは思った以上に操縦が簡単でびっくり。


こちらのドローン飛行場では、DJI製品の販売や修理も行っています。

最近は規制が厳しく、飛ばせるエリアが限られていますが、ドローンの可能性はとっても広そうですね。

また来ようっと。

2018年2月2日金曜日

[大人の奥戸] 森永乳業東京工場が2021年に生産中止。跡地はイオンではなく南葛SCのサッカースタジアム?【区議会議事録つき】



森永乳業は、2月1日に、東京工場(葛飾区)の生産中止を発表しました。



 森永乳業の告知

森永乳業株式会社(代表取締役社長:宮原道夫)は、近畿工場および東京工場での生産を中止いたしますので、お知らせいたします。

1.生産中止の理由
   当社は2016年10月28日に、「利根工場の新棟建設および神戸工場の製造ライン増設」に関する設備投資を発表いたしました。このたび中期経営計画に掲げております基本方針「資産効率の改善および合理化の推進」に則り、全社的な生産拠点再編の一環として近畿工場および東京工場の生産を中止することといたします。

(2)東京工場
  ①所在地  東京都葛飾区奥戸1-29-1
  ②開設   1957年(昭和32年)4月
  ③従業員数 162名(契約社員含む)※2018年1月末現在
  ④工場規模 敷地面積 61,060㎡ 建築面積 24,123㎡
  ⑤生産量  64,300kl(2016年度)
  ⑥生産品目 牛乳、乳酸菌飲料、デザート、クリーム、ロングライフ豆腐など

ニュースリリース

森永乳業東京工場歴史


この工場のあった場所は、戦前より「日本建鐵」という会社の工場でした。

日本建鐵は、三菱系の会社で、戦前は軍用機や海軍の部品を作る会社でした。

1951年 3月 日本建鉄(株)(東京都葛飾区奥戸本町1,000番地)の土地建物を買収(森永乳業社史より)

森永乳業は1951年3月、この土地を買収し、東京工場としました。

葛飾に工場を置くことは、水運にも恵まれるメリットもあり、戦前からさまざまな工場が進出してきています。
葛飾区が、現在のように工業地帯として発達を遂げた原因は、その立地条件にありました。
当時、物資の運送手段は、陸運より水運が特に重要視され、江戸川、中川、荒川、綾瀬川に囲まれた葛飾区は最もその条件に適したのです。
三菱製紙、江戸川化学(現在の三菱ガス化学東京工場)、日本紙業(現在の日本板紙)、日本建鉄(現在の森永乳業東京工場の場所)、浜野繊維、宮本染色、新理研工業、那須アルミ、東洋インキ、ミヨシ油脂等の各工場は、いずれも中川、綾瀬川の舟運を利用する関係から設立されたものであり、また、舟運のみならず、これらの川の水を利用する工業として製紙業、染色工業、布さらし工業などが発達しました。(葛飾区HP)

生産中止は2021年。
地元に根づいた工場がなくなるのはさびしいですね。

【区議会議事録】森永乳業東京工場の跡地は、今後なにに使われるのか

イオンやイケアになるとの噂もありますが、周辺道路の狭さやアクセスの悪さを考えると、現実味はない気がします。

さて、どうなっていくか、気になるところですね。

ここでは、土地の使われ方の経緯を、区議会の議事録から追ってみましょう。

2020年10月決算審査特別委員会

(政策企画課長)今、森永のお話もありましたけれども、森永としても土地を売るかどうか自体も未定だということでございまして、森永が売ると言っているわけでもありませんし、我々が買えることになっているわけでもありませんので、これは今回はスタジアムを造った場合にどういう可能性があるのかということで調査をさせていただきましたけれども、もし具体的に候補地が出てくるとか建設のスケジュールを立てなければいけないとか、あるいは、南葛SCが成績が上がってきてそのスタジアム、それぞれJリーグはカテゴリーによって必要なスタジアムの条件というのが違いますので、またそのスタジアムが必要になるとか、いろいろな要素が相まってくる中で建設を具体的に検討していくのだと思いますけれども、そうした状況を捉えながら区として具体的にこれを検討を進めていくということであれば、もちろん議会にも御報告をし、御相談しながらやりたいというふうに思います。

2020年12月建設環境委員会

(区都市整備部長)今の段階では工場を停止するというところ、予定どおり進んでいるというふうに聞いておりますけれども、その先の運用についてはまだ実際には向こうとしても計画を持ってないというところと聞いています。うちとしては、116ページの計画的な土地利用というところでは今までも都市計画マスタープランの中でそういう大規模な工場跡地とかが出た場合にそこをどうしていくのかみたいな考え方を整理していますので、そういう考え方に基づいて、森永とかがどう動くというふうになったときに動いていきたいというふうに思っているところでございます。

2021年01月総務委員会

(政策企画課長)次に、7ページを御覧いただきまして、敷地のC、森永乳業工場の土地でございます。こちら、スタジアムの規模については国内リーグ全ての基準で敷地内の建設が可能であるということになってございます。また、その下の敷地D、三菱ガス化学東京テクノパーク北空地でございますけれども、こちらについては、同じくスタジアムの規模のところですが、ディビジョンに関係なくスタジアムが配置でき、サブピッチやその他施設も問題なく配置ができるということで報告されているものでございます。

この流れを見ていると、「可能性として」南葛SCの本拠地スタジアムになるかもしれませんね。