2016年8月27日土曜日

[大人の四つ木] 葛飾区唯一?!四つ木玉子屋のビヤガーデンに行ってきた!

ジョッキを握る手は長さんの手。力強い!

今回は、四つ木「玉子屋」さんです。


8月も下旬となって、なんとなく夏も終わり気味。


そんなタイミングで、玉子屋さんの屋上ビヤガーデンに駆け込んできました。



駅の改札周辺がびっくりするほど殺風景な京成四ツ木駅から歩いて1分。


綾瀬川沿いにある玉子屋の屋上は、かならずしも景色がいいわけではありません。


屋上からみるとこんなかんじ。


そうなんです、首都高環状線が目線の高さに作られています。


おかげで見えるはずのスカイツリーも下半分だけ。


この四つ木卵屋さんは、大正時代からの営業だそうで、そのころには高速道路もなく、荒川ができたばかりで、さぞかし今とは違った景色が広がっていたことでしょう。


さて、ビヤガーデン!


ビールを頼むと、ジョッキには東京スカイツリーのシルエットが。


スカイツリー、ここで会えたか(笑



玉子屋といえば、玉子焼きですから、もちろん頼みました。


玉子屋の烙印が押されたこの卵焼きは、きっと大正時代からあるのだろうなぁ。




ビールにあうおつまみ、ということで、焼き鳥も唐揚げも準備万全。


このところ台風続きで、ハラハラしましたが、うまい具合に残暑のビアガーデンが楽しめました。






玉子家
ジャンル:割烹
アクセス:京成押上線四ツ木駅出入口2 徒歩1分
住所:〒124-0014 東京都葛飾区東四つ木3-23-25(地図


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情報掲載日:2016年8月28日

2016年8月25日木曜日

[大人の一丁目一番地(17)] 東金町1-1に行ってきたよ。東金町は、今も昔も再開発のどまんなか。江戸時代には、金町に関所があったんだね。


今回は、東金町1-1に行ってきました。




なかなか場所がわからなかったのですが、それもそのはず。東金町1丁目1番地は、再開発されてマンション「プラウドシティ金町アベニュー」となっています。




このシリーズ、なんどか住所表記のない回がありますが、今回も住所表記板は見当たりませんでした。


再開発しちゃうと、また最近の個人情報なんちゃらで、あんまり表記しなくなっちゃうみたいですね。


さて、この東金町。


江戸時代の金町村の大部分を引き継いでいます。


金町村には関所があったんですね。




金町松戸御関所



江戸時代、陸前浜街道(水戸街道)は、千住の宿を過ぎ、新宿をすぎると、北東に上がっていきます。


上図の赤線が、旧水戸街道です。


右上に松戸宿がありますが、その直前に江戸川を渡るところに、金町松戸御関所がありました。白い星印のところです。


現在、このような石碑のみがのこっています。


おそらく、素人考えですが、実際の関所の位置はここではなく、もっと川沿いにあったのではないでしょうか。


明治40年と現在の地図(同位置)



この地図は、明治40年頃と現在の地図を比較したものです。


関所の跡という石碑の位置を赤い星で表しています。


江戸川は本来、川幅100メートルぐらいの川でしたが、度重なる水害への対策として、河原を広く整備するようになり、本来関所のあった場所は、すでに川の中になってしまっている可能性が高いです。


現に、参勤交代の時などは、「関所から松戸宿までを船を並べて橋を掛けた」との記述もあり、関所はもっと川側にあったと推測されます。


いずれにせよ、水戸街道を歩く旅人は、千住から金町の関所を過ぎ、松戸の宿で一休みしたのでしょう。


また徳川幕府としては、北条氏をさんざん悩ませた房総半島の豪族を牽制する意味もあったと思います。


新宿にせよ、この関所にせよ、江戸時代には、東海道・奥州街道に次ぐ交通量があった場所にもかかわらず、なにも当時を偲ぶものが残っていないのは残念ですね。

2016年8月13日土曜日

[大人のかつしか有名人] 『戦国自衛隊』の作家半村良は、本田原町(東立石)出身、新宿4丁目育ち。



今回の葛飾有名人は、SF作家の半村良さんです。


1933年、本田原町生まれ。現在の東立石であります。



本田原町ってどのへんかなぁ、と思ったら


まさに中川の河原ぞい。


10歳頃まで本田原町で育ち、疎開で石川県にいたものの、戦後新宿4丁目に越しています。


両国高校卒業後、職を転々としながらも、



1975年、『雨やどり』で、SF作家としてははじめての直木賞受賞。


意外なことにこの作品は人情話です。



その前年には、『戦国自衛隊』を出版しています。


半村良さんの、葛飾での足跡としては、『葛飾物語』という長編小説があります。


2002年に亡くなった半村良さんの、最後から2作目の集大成のような作品です。


葛飾の路地で寄り添い暮らした長屋の面々が、それぞれの悲しみと別れを乗り越えて今年もまた、春野家の当主の命日に集う。下町を舞台に人々の哀歓を謳った長篇小説。時代の奔流のなかで、逞しく生きた庶民の昭和史。(書籍内容データベース)

ちょっと読みたくなってきました。


Amazonで買ってみますね。


2016年8月12日金曜日

[大人の新小岩] 日本料理の名店「翠祥」でいただく 「鯛の唐揚げ夏野菜あんかけ」。


今回は、新小岩で名店の地位を築いている「新日本料理 翠祥」です。


もう何度もこのブログでも紹介しているお店ですが、今回は季節のお料理をいただきましたので紹介します。




鯛の唐揚げ夏野菜あんかけ


もうメニューみたときから、即決で食べたくなりました。


鯛は春先のイメージがありますが、春から夏にかけての鯛は唐揚げにしてこの料理のようにアレンジすると、みごとにおいしくたべれますね。


夏野菜も、茄子や瓜、オクラ、ピーマンなど盛りだくさん。


これらの野菜を生姜の味が生きたあんでまとまっています。


生姜のすっきり感と季節の夏野菜が、夏の強い日差しで傷めつけられた体と心(?)を癒やしてくれます。


鯛の唐揚げとこのあんかけが実によくマッチしています。


この一品を食べただけでも、なんとなく夏の終わりを感じさせます。


新日本料理 翠祥
ジャンル:小料理
アクセス:JR総武本線(東京-銚子)新小岩駅北口 徒歩9分
住所:〒124-0023 東京都葛飾区東新小岩5-14-1 サカエコーポ106(地図
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情報掲載日:2016年8月19日

新日本料理 翠祥割烹・小料理 / 新小岩駅
夜総合点★★★★★ 5.0

2016年8月11日木曜日

[大人の柴又] ナポリピッツァの原点「マリナーラ」を食べる。夜はもっとおいしいみたい。


今回はピザです。


柴又の「Pizzeria Luna e dulce」は、いままでも何度かこのブログでも取り上げてきました。


ピッツァ生地の上で、意外な素材の組み合わせが醸し出す味わいが魅力のナポリピッツァ。


本場ナポリから認められた職人の技が、この魅力を出してくるので、毎回どんな組み合わせか楽しみにしています。


しかし、今回伺ったのは「マリナーラ」が目当てでした。


マリナーラとは「船乗りの」という形容詞。


船の長旅でもトマトの酸味で腐らず食べれるようにと工夫されたソースがマリナーラソース。


潰したトマトにオリーブオイル、ニンニクなどで味付けされたこのソースを載せて焼いたマリナーラピザは、ナポリピッツァの元祖、原点とも呼ばれているようです。


Pizzeria Luna e dulceのおかげでナポリピッツァの大ファンとなった私としては、この原点とも呼ばれるマリナーラピザを食べないわけにはいきません。


トマト中心のソースなのですが、ちょっとスパイシーなのはオレガノのインパクトでしょうか。


シンプルなのに豊かな味わいのマリナーラピザは、まさにナポリピッツァの真骨頂。


八つ切りのピッツァはあっという間に無くなってしまいました。


しかしです!


どうやら夜のマリナーラピザはもっとうまそう!



行くたびにワクワクするPizzeria Luna e dulceには脱帽です。




・火曜~金曜 ランチ 11:30~14:30(L.O14:00) ディナー17:30~22:00(L.O21:30) 
・土曜、日曜、祝日 ランチ 11:30~14:30(L.O14:00) ディナー17:30~21:00(L.O20:30) 
・定休日 月曜日(祝日の場合は翌日)

Pizzeria luna e Dolceピザ / 柴又駅新柴又駅京成高砂駅
昼総合点★★★★★ 5.0

2016年8月9日火曜日

[大人の新小岩] 日曜日の新小岩中華難民を救う店はココ!「珍来 新小岩店」



今回は、新小岩の中華料理です。


新小岩で「中華料理が食べたいなぁ」となったら、オススメは「大三元」です。


しかし、「大三元」は日曜日定休。


日曜日のランチにどこにいくか。


これは長いこと悩める問題でした。


今回の「珍来 新小岩店」は「大三元」につづくうまい中華料理を食べさせてくれます。



新小岩駅南口駅前のルミエール商店街を入って、かなり奥の右手。


はじめて入る中華料理屋さんで頼むのは「中華丼」。

ごはん多め、女性向けというよりは男性向け。


白菜、たけのこ、うずらの卵、玉ねぎ、ニンジン、豚肉、そしてミートボールが入っています。


餡はやや甘め。


たくさん食べるにはいい味です。


そして珍来が店頭にも掲げる「名物餃子」。


焼き餃子ですが、小籠包のように汁が中に閉じ込められたうまみたっぷりの餃子。


これは癖になるかもしれません。

珍來 新小岩店
ジャンル:ラーメン
アクセス:JR総武本線(東京-銚子)新小岩駅南口 徒歩5分
住所:〒132-0031 東京都江戸川区松島4-46-9(地図
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情報掲載日:2016年8月17日

2016年8月8日月曜日

[大人の一丁目一番地(16)] 新宿(にいじゅく)1-1に行ってきたよ。ここは常磐線が通るまでの交通の要所。道中奉行が支配した新宿に栄華を見る。


今回は新宿です。



中川の東岸からの水戸街道の南北、そして常磐線の北側現在の東京理科大学周辺あたりまでのエリアを指します。





新宿は、葛飾区唯一の宿場町。


江戸時代には「陸前浜街道」の宿場町であり、「水戸佐倉道」との分岐点でもありました。


「陸前浜街道」とは現在の水戸街道を指します。


現在の国道6号線ですが、ルートは今の道路とはかなり違います。


陸前浜街道

この地図の赤い線が、陸前浜街道。斜めに走る紫の線が現在の水戸街道。下に降りる青い線は後述する水戸佐倉道です。


新宿の宿

千住の宿を出ると次が、この新宿の宿。


新宿の宿は、東海道などの五街道同様、道中奉行の管轄地。


道中奉行管轄の宿は、それ以外の宿と違って、駅伝などで使われる馬が常備され、一里塚が置かれ、街道に並木があるなど、幕府の意向が反映された宿でした。(新宿には本陣はありません)


新宿の宿は、治安の意味もあり、直線ではなくカギ型の街になっています。


宿としての旅籠は4件だけだったようですが、地域の中心地であったことは間違えありません。


江戸方面から、「上宿・中宿・下宿」と街の名前が分けて付けられており、繁栄の様子が伺えます。


wikipediaより

水戸佐倉道の分岐点

新宿の宿のもう一つの特徴は、水戸佐倉道の分岐点ということです。


新宿に始まり、葛飾区を南東に下って行き、江戸川を渡って千葉に入る水戸佐倉道は現在の「成田街道」です。

水戸佐倉道

高砂に「桜道中学校」がありますが、学校名の由来は「水戸佐倉道」にあります。


常磐方面の農産物を運ぶ水戸街道がある上に、房総方面の野菜や肴を運ぶ成田街道の分岐でもあった新宿は、それなりに反映していたに違いありません。


同じ葛飾地域でも、五街道と同じ格が与えられていたという特別な土地だったような気がします。

明治17年中川橋開通と常磐線


また明治17年になって中川に架けられた「中川橋」は有料でありました。


開通当時の中川橋

これらの繁栄があったからでしょうか。


常磐炭田から石炭を運ぶために常磐線が敷かれることとなった時、新宿にも駅を作る話がありましたが、街道と中川橋で繁栄してきた新宿は駅の設置を断っています。


これにより1897年9月に亀有駅ができ、12月には金町駅ができて、新宿は駅に挟まれる形となってしまいました。


現在では水戸街道も新しく設備されてしまい、また本陣もなかったことから、現在は宿場町の形跡は見つけづらくなっています。